飼い方は難しくない?セキセイインコを手乗りにする方法3つ

インコが自分の手や肩に乗ってくれるなんて、なんだかおとぎ話の主人公になった気分ですよね。私もはじめて我が子が手に乗ってくれた時のささやかな感動は今でも忘れません。肩に乗せても、たった40グラムしかない我が子はほわっと温かい天使のような存在なんですよ。
飼っているインコが手乗りになるかならないかで、楽しみ方もぐんと変わってきます。そこで今回はセキセイインコを手乗りにする方法を3つご紹介します。
すでに手乗りのインコちゃんを購入する
初心者におすすめの方法は、すでに手乗りになっているセキセイインコを迎えることです。手乗りインコは通常のインコより少々値段は高めですが、「手乗りインコを飼いたい」と強く思っているのであれば、すでに手に慣れてくれている子がベターです。
また手乗りインコといっても、その子の性格によって手の上でじっとしてられない子もいるので、直接自分の目で確かめて、触れ合ってみて、あなたの手の上でいい子にしてくれそうか確認してみましょう。
我が家のセキセイインコくまちゃんもちょうど1人で餌を食べれるようになった生後5週目の時に、手乗りインコとしてブリーダーさんから購入しました。もともと違う色の子を購入する予定だったのですが、実際にインコたちと触れ合ったときに、一番手の中で静かにしていてくれたので、その子を選んだんですね。
結果は大正解で、人の手を恐れる様子もなく、翌日から手や肩にも乗って、大人しくしていました。難しいと言われている爪切りをさせてくれたり、キッチンスケールの上でじっとしてくれるので、体重も測りやすく助かっています。
雛のうちから飼って手に慣れさせる
雛は手乗りインコよりも比較的値段も安く、せっかく買うなら雛からチャレンジしてみようと思う人もいると思います。たしかに雛のうちからあなたの手の上で餌をあげれば手に対する恐怖心も薄れ、手乗りになってくれる可能性も高まります。
しかし、雛のうちは餌を3~4時間おきに上げる必要があり、一日4時間以上家を空けているような人には飼育は難しいでしょう。また雛の育て方は、幼鳥や若鳥と多少異なり、鳥かごがあれば育てられるというわけでもありません。さらに、寒さに弱く、一定の温度(約30度)に保つ必要があるので、特に冬の時期に雛を飼おうと思っている人はしっかりとケアしなければいけません。
雛から迎えたいという人は、事前にしっかりと雛の飼育に関する知識を身につけて、準備万端の状態で臨めるようにしましょう!もちろん雛の時期から大切に飼えば、それだけ愛情も深まることは間違いないはず。
セキセイインコが手乗りになるように懐かせる
手乗りではないセキセイインコちゃんは人に慣れていないことが多く、人の手は怖いものだと認識しています。しかし、あなたと過ごす時間が長くなり、交流が深まっていく中で、手が怖いものではないと思えば、手乗りになってくれる可能性も高まります。
ただし過去に虐待など、人間不信になるような経験をしたインコちゃんと完全に心を開くことは難しいもの。あなたに慣れて手乗りになってくれたと思っても、何かの拍子で噛まれてしまったりすることもあるようです。ですから、里親募集からインコちゃんを迎えるのは、万が一手乗りにならなくても可愛がれるという方に向いています。
そのためには、手に慣れさせようといきなりゲージの中に手を入れてはいけません。インコはびっくりしてしまいます。最初はインコちゃんの好物の餌などを手から与えて、徐々に手の上で食べてくれるように懐かせましょう。ポイントは時間をかけることです。インコは一度飼い主との信頼を失うと、回復するのが難しいと言われているんですよ。ゆっくりと少しづつ仲を深めていってくださいね。
まとめ
セキセイインコが手や肩に乗ってくれるだけで、距離もぐんと縮まります。お友達や家族が遊びに来た時に手に乗ってくれたら、人気者になれること間違いありません。楽しいインコライフを満喫するためにも、手乗りインコちゃんになることを目指して可愛がりましょう。